ラベル発行ソフト
FlpsFA_Pro


30年の実績をもつ豊富な機能を装備
一元管理したラベルを全ての現場で発行可能
上位システムとの連携で自動ラベル発行
生産計画を読込みラベルを連続発行
多言語ラベルを「見た目どおり」に作成可能
製品紹介動画
Flps(Flexible Label Print System)シリーズのラベル発行システムでは、SDSを必要とする化学品業界を中心に、30年にわたって現場の人達の声を丁寧に聴きながらラベルの設計と印刷に要求される機能を組込んできました。
「現場の方にミス無く、使い易く」を第一に、便利なお役立ち機能を実装しています。
特にGHSラベル発行を得意としており、200社以上のお客様にご利用いただいています。
ソフトウェア構成
- ①現行の最新機種であるFlpsFA_Proは、
FlpsFD_Pro(ラベルデザイン作成)と
FlpsAP_Pro(差込データ管理/ラベル発行)の2種類のソフトウェアで構成されています。
- ②FlpsAP_Proでは、起動オプションを設定することで2種類のラベル発行方式を使い分けることができます。(連続発行/逐次発行)
ラベルフォーム/データの一元管理が可能
FlpsFA_Proではラベルフォーム(デザイン/プリンター設定)とラベルデータ(差込データ)を分離するデータ管理方式を採用しており、一元管理システムを構築することもできます。
データを一元管理し、ラベル発行システムを全社で統一することで、GHS、消防法、JISなどの法改正時もすべての現場でいち早く最新規格のラベルが発行できます。
お客様だけのカスタマイズに対応
「こんな機能が欲しい」というご要望があれば、お客様だけのカスタマイズ機能を開発します。
「製造日と有効月数/日数から製品の有効期限を自動算出」、「印刷ログからラベルを再発行」、「生産計画データの更新検知により自動でラベル発行」など、さまざまなお客様独自の機能を提供してきました。
対象となる業界と用途
下記のとおり、FlpsFA_Proはさまざまな業界でのラベル発行に対応しています。
業界 | 用途 |
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製造業界 |
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印刷業界 |
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流通業界 |
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医療業界 |
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物流業界 |
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差込印刷対応のフレキシブルなラベル作成
- ①文字列やバーコード/QRコードなど計12種類の印字オブジェクトを組み合わせて配置するだけで、見た目どおりに印刷されるラベルを設計することができます。
- ②ラベルフォームとラベルデータは別々で管理しているので、フォームを修正するだけで対象となる全てのデータで最新のラベルが発行できます。
- ③「同じレイアウトで中身のデータだけを変えたい」場合でもラベルデータを変更するだけで対応できます。
- ④文字列、イメージ画像、バーコード/QRコードなど8種類のオブジェクトへの差込印刷が自由自在に行えます。
- ⑤さまざまな印字オブジェクトを合成したものを参照フォームとして登録しておくことにより、独自のオブジェクトを全てのフォームで共通使用することができ、フォーム設計がより簡単になります。
プリンター設定の自動化
ラベルデザイン作成時にプリンタープロパティや面付け設定をフォームに保存するため、ラベル発行時にプリンター設定を都度確認する必要はありません。印刷に不慣れな方でも「ミスなく」ラベルを発行できます。
多言語表示に対応
- ①UNICODEに対応しているので、世界中の言語でラベル作成が可能です。
- ②文字列オブジェクトごとに文字フォントやサイズを変更し、1枚のラベルに複数言語を併記したGHSラベルも作成可能です。
ラベル印字特有の便利な機能
- ①差込データの文字数が印字エリアを超える場合は、エリア内で文字を自動で縮小します。注意事項などの長い文章の差し込みは、改行を自動挿入することもできます。
- ②その他にもマクロを使用した文章段組処理など、業務用ラベルに要求される機能を標準装備しています。
- エリア内で文章の自動改行。
- 左エリアの文章が指定行数になれば、自動で右エリアに表記。
生産計画データに基づきラベルを連続発行
上位システムから受け取った生産計画データを読込み、最大3機種のプリンター(フォーム毎に登録)を使用して複数のラベルを同時に連続発行することができます。
印刷データをフォームごとに並べ替えることで、用紙交換の手間を最小限にします。
また面付けラベルを詰めて印刷することもでき、用紙を大幅に節約できます。
自動運転によるラベル発行
上位の基幹・業務システムからFlpsAP_Proを呼び出すことで、生産計画データを読込んでバックグラウンドでラベルを自動発行することができます。
FlpsAP_Proを知らないオペレーターでも、貴社の使い慣れた業務用ソフトウェアの操作手順のままでFlpsAP_Proを用いたフルカラー・ラベルの発行が可能となります。
見た目どおりのラベル発行
ラベルに印字される全ての情報(レイアウト、固定文字、可変データ・・・)を印刷プレビュー画面で見た目どおりに表示するWYSIWYG方式を採用しました。試し印刷による確認は不要です。
簡易発行画面でラベルを逐次発行
- ①ラベルの破れ/貼り損じ/汚れなどで使えなくなったラベルを再発行したい場合は簡易発行画面での逐次発行が便利です。文字も大きく操作も簡単で、コンピュータに不慣れな方でも安心です。
- ②「印刷枚数」「ロット番号」など必須の入力項目のみ画面表示することで、ラベルの発行ミスを減らすことができます。
仕様/機能一覧
サポートOS | Microsoft Windows 11(64bit) Microsoft Windows 10(64bit) Microsoft Windows 7(32bit) |
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コンピュータ | 【コンピュータ】CPU | Dual-Core 1GHz以上を推奨 |
【コンピュータ】メモリ | 2G以上推奨 | |
【コンピュータ】HDD | 4G以上の空きエリアを推奨(データ量に依存) | |
【コンピュータ】ネットワーク | プリンター接続用LANポート | |
周辺機器 | 【周辺機器】ディスプレイ | 解像度:1024x768以上を推奨 |
【周辺機器】その他 | キーボード、マウス、ファイル共有サーバー(任意) | |
主な仕様(FlpsFD_Pro) |
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主な仕様(FlpsAP_Pro) |
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印字オブジェクトの種類 |
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バーコードの種類 |
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2次元コードの種類 | QRコード(モデル1/モデル2/マイクロQR) |
※仕様の詳細はお問合せください。
よくある質問事項
- 現在使用しているラベル発行システムをFlpsに移管するためにどのような準備が必要ですか?
-
ラベルに表示する差込データ(可変表示情報)を、指定するフォーマットでCSV/TSVファイルに出力していただく必要があります。FlpsAP_Proを使用し、出力されたCSV/TSVファイルを製品マスターデータベースにインポートすることで、ラベルに表示するデータ一式が準備できるためです。
なお、ラベルのデザインはFlpsFD_Proを使用して新規作成することになります。
- 弊社の生産管理システムに最適化するようにラベル発行ソフトウェアをカスタマイズしていただけますか?
-
お客様のご要望に合わせた形で、カスタマイズ版のラベル発行ソフトウェアを製作いたします。原則、カスタマイズの依頼には最大限対応してきております。
- 全国にラベル発行拠点がある場合、データの一元管理はどのように実現できますか?
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まず、ファイル共有サーバーに共有フォルダを作成し、クライアントのWindows OSがドライブとして認識できるようにしておきます。
その共有フォルダに製品マスターデータベースやフォームを格納し、ラベル発行ソフトウェアのシステム設定画面で共有フォルダへのパスを指定することで設定が完了します。データ一元管理のイメージ図は「概要」の「ラベルフォーム/データの一元管理が可能」をご確認ください。
なお、全拠点でデータの整合性を保つためにも、一元管理データを複数人が同時に編集・更新することは推奨していません。
- コンピュータに不慣れな人でもミスなくラベル発行ができますか?
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ラベル設計時にプリンタープロパティや面付け設定をラベルフォームに事前登録するため、ラベル発行者に印刷に関する知識がなくてもミスなくラベル発行が可能です。
また、ラベルデータの入力編集項目が制限できる簡易発行画面では、誰が操作しても同じラベルをミスなく発行できます。
詳細は「特長」の「簡易発行画面でラベルを逐次発行」をご確認ください。
- フォーム/参照フォームとは具体的に何を指していますか?
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フォームとは、ラベルのデザイン/差込データリンク設定(*1)/プリンタープロパティ設定を定義したファイルです。
参照フォームとは、ラベルのデザイン/差込データリンク設定(*1)を定義したファイルです。下図のように共通部品として各フォームで使いまわすことができます。
- (*1)差込印刷をするために、オブジェクトと製品マスターデータベースに定義されている差込データ(フィールド)を紐づける設定です。
- 製品マスターデータベースと生産計画データに定義するデータの違いは何ですか?
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- ① 製品マスターデータベースでは、ラベルの差込データのうち「日々変化しない製品情報」を定義します。データベースの中にはマスターテーブルがデフォルトで用意されており、製品コード単位で「製品名」「NET」「GHSピクトグラム」「危険有害情報」などを定義します。
- ②
生産計画データ(CSV)では、製品コード単位で「日々変化する製品情報」を定義します。「製品コード」「印刷枚数」「ロット番号」「製造日」などのデータが該当します。
FlpsAP_Proでの差込印刷では、製品マスターデータベースと生産計画データの両方を差込データとして参照することができます。
- 用紙余白への印字は可能ですか?
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可能です。ラベルフォームはラベル部と台紙部の2つのレイヤーで構成されています。
下図のように、台紙編集画面でラベルが印字されない領域に任意のオブジェクトを配置することで、用紙余白に印字することができます。また、余白に配置したオブジェクトへの差込印刷にも対応しています。
- ラベルの文字を見やすくするためにどのような機能が備わっていますか?
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ラベルの視認性を良くするため、文字表示は文字幅・高さ、文字間・改行ピッチ(mm)を小数点以下第2位まで指定して変更できるようにしています。
また、フォントはWindowsにインストール済の全フォント(アウトライン/ビットマップ)を使用することができます。