中堅化成品メーカー様 SDSとラベル、それぞれに専用システムを ─ 2度の移行で実現したGHS統合運用
合成樹脂・コーティング剤を多品種で開発・製造される中堅化成品メーカー様では、長らくSDS作成とGHSラベル発行を基幹システム内で運用されていました。
GHS関連法令の改訂頻度が上がるにつれ基幹システム側での追従が困難となり、まずSDS作成支援ソフト i.Bou-GHSを導入してSDS作成業務を専用システムへ移行。約6年にわたる安定運用の実績を踏まえ、近年はラベル発行ソフト FlpsFA v6も追加導入され、ラベル発行業務も専用システムへ移行されました。
現在は基幹システム側のUIや作業フローはそのままに、SDSとラベルの情報源を一元化した統合運用を実現されています。
お客さまプロフィール
詳細スペック
| 業種 | 化成品製造業(合成樹脂・コーティング剤・接着剤系) |
|---|---|
| 事業内容 | 合成皮革用表面処理剤、繊維加工樹脂、接着剤の開発・製造・販売 |
| 製品ラインアップ | 500種類を超えるアクリル・ウレタン・シリコン樹脂系表面処理剤 |
| 主な取引先 | 国内および東南アジア各国の合成皮革・接着剤製品メーカー |
| 拠点 | 国内1拠点(製造・出荷一体型) |
| 主な法令対応 | 化管法(PRTR法)・安衛法・消防法(危険物表示)/海外向けはGHS各国対応 |
| 導入製品 | i.Bou-GHS(日本・米国・中国の3ヶ国対応)/ FlpsFA v6 標準版 |
| 運用体制 | 基幹システムを起点に、SDS・ラベル発行を専用システムで自動処理 |
| 導入時期 | i.Bou-GHS:初回導入から約6年継続活用/FlpsFA v6:直近に追加導入 |
導入前の課題
SDS・ラベル発行をいずれも基幹システム機能として運用されていましたが、GHS関連法令の継続的な改訂への追従が難しく、基幹システム側での対応継続が困難になっていました。
国内取引のみならず東南アジア各国への輸出も拡大されるなか、日本語SDSに加え英語・中国語SDSの整備が必要に。基幹システム機能では多言語SDS運用への対応が困難でした。
500品目を超える製品ごとに必要なGHS絵表示・注意書きの細かな調整が、基幹システムのラベル機能では柔軟に行えず、現場運用とのギャップが拡大していました。
SDS情報とラベルマスターが別管理となっており、GHS情報の改訂時に二重更新が必要。整合性の確保に手間がかかり、表記不整合のリスクも残されていました。
JEIを選んだ理由
GHSのように法令追従が継続的に求められる専門領域は、自社の基幹システム内で抱え続けると保守負担が際限なく膨らんでいきます。専用システムへ移管できる選択肢があること自体が、社内の安心材料となりました。
i.Bou-GHSで作成・更新されたGHS情報を、Flps側のラベルマスターへ連携できる構造。SDSとラベルの情報源を一本化することで、改訂時の二重更新と表記不整合のリスクを根本から減らせる点が決め手となりました。
SDS・ラベルを同時に置き換える必要がなく、まずSDSから、次にラベルへと段階的に移行できる進め方が評価されました。監視フォルダー方式での疎結合な連携により、基幹システム側の改修も最小限に抑えられています。
ソリューション構造:SDS × ラベル 2システム連携
日本語・英語・中国語に対応した多言語SDS作成支援ソフト。法令アップデートに継続的に追従でき、化学品メーカーのGHS情報管理を支えます。Flpsとのデータ連携により、SDSとラベル間の情報源を一元化できます。
GHSラベル発行に特化したラベル発行ソフト。監視フォルダー方式で基幹システムからの指示ファイルを自動取込し、i.Bou-GHSのSDS情報と連携したラベル発行を実現します。
導入の歩み ─ 2度の「専用システム移行」
基幹システムでのSDS作成にGHS法令追従の限界を迎えられたことを受け、i.Bou-GHSを採用。日本・米国・中国の3ヶ国対応で運用を開始されました。
日・米・中3ヶ国向けの多言語SDS運用が定着。法令改訂時もシステムのアップデート反映により、専門領域の追従負荷を社内から切り離せる体制を確立されました。
SDS同様、ラベル発行も基幹システムでは細かなGHS表記調整が難しい状況に。i.Bou-GHSの安定運用実績を踏まえ、FlpsFA v6の追加導入を決定。監視フォルダー方式でバックグラウンド処理する構成へ移行されました。
SDSとラベルの情報源を一元化された運用基盤を活かし、品目追加・法令改訂への対応スピードを継続的に高めていかれる方針。海外向け事業の拡大に合わせた多言語ラベル展開も視野に入れられています。
導入効果
i.Bou-GHSで作成・更新されたGHS情報がFlpsのラベルマスターへ連携。SDSとラベル間の表記不整合リスクを構造的に排除されました。
日本語・英語・中国語SDSの整備により、東南アジア各国向け輸出案件にも安定対応。海外展開を支える基盤として機能しています。
GHS法令対応という専門領域を専用システム側に切り離せたことで、基幹システム側の保守負担を大きく抑えられました。現場担当者のUI・作業フローは従来通り維持されています。
この事例から得られるポイント
GHSのように法令追従が継続的に求められる専門領域は、汎用的な基幹システム機能では追従コストが膨らみがちです。専用システムに任せることで、対応の確実性とスピードを両立できます。
SDSとラベルが別データソースで管理されていると、改訂時の二重更新と不整合リスクが避けられません。SDS側とラベル側の連携により、情報源そのものを一元化できる構造が鍵となります。
SDSとラベルを同時に切り替える必要はありません。まず影響範囲が明確なSDSから移行し、運用実績を積んでからラベル側へ拡張する進め方が、製造を止めない現実的な選択肢となります。
監視フォルダー方式で基幹システムと疎結合に連携することで、現場のご担当者様は従来通り「印刷」ボタンを押すだけ。学習コストを発生させずに専用システム化のメリットを得られます。
ご担当者様の声
ご担当者様
長年、基幹システムでSDSもラベルも回してきましたが、GHS関連の改訂が続くたびに対応継続が難しくなり、専門領域は専門のシステムに任せようと方針を切り替えました。SDS側を先に移行して安定運用の実績を積み上げてきたからこそ、ラベル側の移行も自信を持って踏み切れています。
SDSとラベルの情報源が一本化されたことで、改訂時の二重更新がなくなり、現場の表記整合も気にかける必要がなくなりました。
基幹システム側の画面はそのままなので、現場のメンバーから見れば「いつもと変わらない作業」のままでいられる点も、製造現場を預かる立場としてはありがたく感じています。
本コメントは実際の導入実績・お客様評価をもとに構成した代表的なご評価例です。掲載のイラストはイメージであり、実在のご担当者様を描いたものではありません。
同様のご要件をお持ちのお客様へ
「基幹システムでのGHS対応に限界を感じている」
「SDSとラベルの情報源を一元化したい」
「現場の作業フローを変えずに専用システム化を進めたい」
そんな課題をお持ちのお客様にも、i.Bou-GHS × FlpsFA v6 の2システム連携構成は有効な選択肢となります。
まずはお気軽にご相談ください。
本事例は実際の導入実績をもとに、企業名・具体的情報を一般化して掲載しています。ご担当者様のコメントは実際の導入実績・お客様評価をもとに構成した代表的なご評価例で、掲載のイラストはイメージです。記載の年月・数値は実績に基づき、一部丸めて表記している場合があります。

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