中堅香料メーカー様 配合品の多いSDS作成業務を、品質保証部の通常業務で回し続ける
数百種類におよぶ香料の調合品は、1製品あたりの構成成分が多く、CAS番号と各種法令を逐一照らし合わせる作業がSDS作成のたびに発生していました。専任部門を持たない品質保証部のご担当者様は、配合数が増えるほど膨らむ法令確認の負担にお悩みでした。
導入の決め手はSDS作成支援ソフト i.Bou-GHSがCAS番号と法令データを連携保持している点。現在は専用ノートPC1台に集約したシンプルな構成で、品質保証部のご担当者様2~3名が必要な時に交代で操作される共有運用を確立。業界が公表するGHSデータの独自補完運用も含めて、安定したSDS発行体制を維持されています。
お客さまプロフィール
詳細スペック
| 業種 | 香料の調合・製造(食品香料・工業用香料) |
|---|---|
| 従業員規模 | 50~100名規模(中堅企業) |
| 拠点 | 本社・工場一体型の1拠点運用 |
| 製品ラインアップ | 数百種類の調合香料/配合品中心(1製品あたり多成分配合) |
| 主な法令対応 | 化管法(PRTR法)、安衛法、消防法、毒劇法、輸出時の国連番号対応 |
| 導入製品 | SDS作成支援ソフト i.Bou-GHS ML(スタンドアロン版/1ライセンス) |
| 運用体制 | 品質保証部のご担当者様2~3名が、専用ノートPC1台を必要時に交代で操作する共有運用 |
| 業界補完運用 | NITE等の国の公表データに加え、業界公表のGHSデータをユーザー側で独自登録し補完 |
導入前の課題
1製品あたり多くの香料成分を配合するため、CAS番号と安衛法・化管法・消防法等を1件ずつ照らし合わせる作業がSDS作成のたびに発生していました。
表示通知対象物質の追加・分類変更が発生するたびに、過去発行済みのSDSを全件点検し直す必要があり、品質保証部の通常業務を圧迫していました。
中堅規模の組織体制ではSDS作成の専任ポストを置くことは難しく、品質保証部のご担当者様が通常業務と兼務しながら運用する前提が必要でした。
香料原料には国の公表データだけではGHS分類情報が不足する成分も存在し、業界公表データの参照や独自判断を都度行う運用が常態化していました。
JEIを選んだ理由
「法律とCAS番号を照らし合わせる作業」がSDS作成業務の核心的な負担でした。i.Bou-GHSはこの連携をソフト側が標準で保持しているため、社内運用の前提が大きく軽くなる点に魅力を感じられました。
表示通知対象物質の追加・分類変更があった際にも、NITE等の公表データを反映したアップデートが定期的に配信されるため、ご担当者様が法改正を追いかけ続ける負担が大きく抑えられる点を評価されました。
香料原料は国の公表データだけでカバーしきれない成分もあるため、ユーザー側で業界公表データを独自に登録・編集できる点が評価されました。データ不足を運用側で補える設計が、香料業界の実情に合致していました。
ソリューション構造
スタンドアロン版を専用ノートPC1台に導入し、品質保証部のご担当者様2~3名が必要なときに交代で操作。SDS作成業務をシンプルな1台運用に集約することで、システムの管理工数を最小限に抑えられています。日本語SDSを中心に、輸出時には多言語版も活用されています。
国の公表データだけではGHS分類情報が不足する香料原料については、ご担当者様が業界公表データを参照しながらi.Bou-GHS側に独自登録・編集。香料業界の実情に合わせた補完運用が定着しています。
導入の歩み
品質保証部に専用ノートPCを1台用意し、i.Bou-GHS スタンドアロン版を導入。配合品のSDS作成業務を一通り内製化できることを社内で検証され、手動運用との並行期間を経て本運用に移行されました。
1台のノートPCを品質保証部内の2~3名が必要な時に交代で操作する共有運用が定着。専任を置かない兼務体制を維持したまま、安定したSDS発行サイクルが回るようになっています。
香料原料特有のデータ不足成分について、業界公表データをご担当者様が独自に登録する運用ルールが定着。蓄積したノウハウが部内資産になっています。
PC更新・OSアップデートに合わせたデータベース環境の更新を計画。サポート契約を継続しながら、将来的な法改正にも追従できる体制を維持されています。
導入効果
専用ノートPC1台に集約するシンプルな構成で、品質保証部のご担当者様2~3名が必要時に交代で操作。最小構成で立ち上げ、最小構成で維持できる体制を確立されました。
化管法・安衛法・消防法等を一元的に参照しながらSDSを生成。法改正時もアップデート反映で追従でき、品質保証部の対応負担が抑えられています。
香料原料特有のデータ不足に対しては、業界公表データを独自登録する運用が定着。蓄積された分類ノウハウが部内資産として残り続けます。
この事例から得られるポイント
1製品あたりの成分数が多いほど、CAS×法令の手作業照合は指数関数的に負担が増えます。配合品中心の業種ではSDS作成支援ソフトの効果が顕著に現れます。
「人数分のライセンスが必要」と思われがちなSDS作成支援ソフトですが、運用頻度が高くなければ専用ノートPC1台を複数人で共有する構成で十分回せます。中堅規模での内製化の現実解となります。
市販のソフトだけで全てを完結させるのではなく、業界公表データを独自に補完できる柔軟性がポイント。自社のノウハウを活かせる運用設計が鍵となります。
表示通知対象物質の追加・分類変更が頻繁に発生する化学品業界では、ソフト側のアップデート配信が「自社で追いかけ続ける負担」を大きく抑えます。
ご担当者様の声
ご担当者様
配合品が多い香料のSDSを毎回手作業で組み立てていた頃は、法律とCAS番号を照らし合わせる作業に常に神経を使っていました。
i.Bou-GHSを導入してからは、その照合をソフト側が標準で保持してくれているおかげで、現場では配合設計や品質チェックといった本来の業務に時間を回せるようになっています。
運用は専用のノートPC1台に集約していて、部内の2~3名で必要な時に交代しながら使っていますが、SDS作成の頻度を考えると今の構成で過不足なく回せています。
香料原料はどうしても国の公表データだけではカバーしきれない成分があるため、業界公表データをこちらで独自に登録して補う運用も併せて行っていますが、その柔軟性が許容される設計だからこそ、香料業界の実情に合ったSDS発行体制を維持できていると感じています。
本コメントは実際の導入実績・お客様評価をもとに構成した代表的なご評価例です。掲載のイラストはイメージであり、実在のご担当者様を描いたものではありません。
同様のご要件をお持ちのお客様へ
配合品の多いSDS作成、品質保証部の兼務体制での運用、業界特有のデータ補完など、香料・調合品メーカー様ならではのご要望にもお応えしています。
まずはお気軽にご相談ください。
本事例は実際の導入実績をもとに、企業名・具体的情報を一般化して掲載しています。ご担当者様のコメントは実際の導入実績・お客様評価をもとに構成した代表的なご評価例で、掲載のイラストはイメージです。記載の年月・数値は実績に基づき、一部丸めて表記している場合があります。

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